【シンデレラの嘘SAMPLE】
≪注意事項≫
18禁です。
かなりエロいと思います。
18歳未満の方、高校生の方は、サンプルも読まないようにお願いします。
サンプルはエロ度高いのを置いてみました。
≪サンプルです!ポリネシアセックスのお話です〜≫
……
「今日ね、どこに行ってたと思う?」
「お姉さんとお食事って言ってませんでした?」
総司の隣に座った千鶴が首をかしげる。
「そうなんだけど、女の子もいたんだ。二十歳の女の子。紹介…っていうか僕は知らなかったんだけど僕のお見合いだったんだよ」
総司はそう言うと、ワクワクしながら千鶴の反応を見た。思った通りショックを受けた顔をし、すぐにそれを隠すように(隠せていないが)笑顔になる。
「そうですか、よかったですね」
「……」
総司は満足してほほ笑んだ。
彼女が自分を好きになっていることは知っている。処女だったし男と付き合ったこともあるかどうかで、正直オトすというほどのことでもないあっけないものだった。総司が欲しいときだけ体をもらってお金を払って……そのとおり『都合のいい女』にしてほしいと言う契約なのだから、別に何の問題もない。見た目も普通の女の子だからすぐ飽きるだろうと思っていたのだが。
どうも全面降伏じゃないのが気に入らないんだよねえ。
総司は、隣で梅酒を飲んでいる千鶴を眺める。
彼女が自分を好きになっているのは確実なのだが、最後の一歩、どうしても近づけていない感じがある。もともと最初に買ってみようかと思ったのも、見た目にそぐわない大胆な行動と意志の強さが面白そうだったのだから、そうそう簡単にはいかないのは当然なのだが。
体も心も手に入れているのに、それ以上自分が彼女から欲しいと思っているのは何なのか。
「……」
ビールを飲んで考えてみるが、よくわからない。
それが知りたくて家に来るように言い、いろんな話をして、一緒にいろんなところにも行き、何度も抱いて、一緒に笑って眠っている。
千夜一夜物語に出てくる王様みたいだな。
総司はふとそう思った。
続きの話を聞きたいがためにシェヘラザードを生かし続けてしまった。女は自滅のもとであるという教訓から、それまでは一晩抱いたら殺していたのに。
もう一夜、もう一夜、何、たいしたことはない、あと一夜だけだから……
この女性の中にある何かを知りたいと思い、柔らかさと温かさにおぼれ、笑顔を見たい、もっと抱きしめて温まりたい。それが積み重なって結局深みから抜け出せなくなる。
「なんてね」
総司はそうつぶやくと、小さく笑って立ち上がった。どうみても彼女はシェヘラザードみたいに知恵が回るタイプじゃないし、総司を罠にかけようとしているようには思えない。
今は楽しめばいいんだ。彼女の体も気に入っているし、彼女の性格も好きだ。見た目もかわいい。これまで手を出したことの無いタイプだけど、意外に楽しいのだ。最後の最後で自分の意見を曲げないところが面白い。ああいうのを芯が強いというんだろう。
「沖田さん? もう寝ますか?」
うん、とうなずくと、総司はグラスを流しに持って行った。
処女からじっくりと体を探り味わってきた。最初はぎこちなかった彼女も今はすっかり花開いて、総司にぴったりとあった体になっている。総司も彼女がどんな体位が好きでどこが弱いのかこの世で知っているのは総司だけ。
めんどくさい事は考えるのはやめて、それを楽しめばいい。
「生理、終わった?」
最近まで生理でセックスができなかった千鶴に、まずそれを確認した。今日はやろうと思っていることがあるのだ。千鶴は恥ずかしそうに顔を赤くして頷いた。手を差し伸べて寝室へと誘うと千鶴は素直に手を取ってついてくる。
「今日はね、ゆっくりやろう」
寝室の灯りはスタンドだけにして薄暗くする。不安そうな千鶴の前で総司はにっこりとほほ笑んだ。
「……お、沖田さん……もう、だめ……お願い……」
総司の上で千鶴は苦しそうにもだえていた。総司も苦しい。が……
「まだ、十五分も経ってないよ、最低でも三十分このままでいないと」
「無理、無理です」
千鶴が半泣きで言う。抑えきれないらしく総司の上で小さく腰を揺らした。中に入ったままの総司は当然ながら刺激され、グンと硬くなる。
「んっ! だめ…だって!」
総司の大きな手で千鶴の真っ白なヒップをつかんで動きをとめた。千鶴がうるんだ目で総司を見る。
「どうして我慢しなくちゃいけないんですか? いつもはこんなことしないのに」
「だから、こうやって……」総司は腰を少しゆする。千鶴が「あんっ!」とかわいらしく喘いだ。
「こうやって挿れたまま三十分以上じっとしてるとね、僕も出さないのに何度もイって、千鶴ちゃんなんかもうイきまくっちゃうらしんだよ。すごーく気持ちいいみたいだから、やってみようって」
「でも、私、もう……」
総司と繋がった部分は、千鶴からあふれでる液でぐちょぐちょだ。シーツが濡れてしまうと千鶴が気にするので彼女を上にしたのだが、それでも総司の腰を伝ってシーツが濡れるほど滴っている。
「ほら、やっぱりいつもより感じてるでしょ? 効いてるんだよ」
突きまくってイカセまくって中で思いっきりぶちまけたい気持ちを、総司は必死で抑える。快感もそうだが、千鶴が半泣きで総司のことを欲しいと言ってくるその表情と声がたまらない。おねだりだけでイってしまいそうだ。
千鶴も最近は慣れてきたけれど受け身で、こんな風に全身で総司を欲しがるのは初めてでそれも新鮮で興奮する。
「動いてほしいの?」
コクンと千鶴がうなずく。潤んだ瞳と紅潮した頬が欲情を刺激する。
「だーめ、我慢して」
「沖田さん、でも、私、このままじっとしてても、もう……」 千鶴はそう言うと小さく叫んで顔を総司の胸にふせた。どうしたのかと思っているとビクビクッと中が痙攣し一拍おくれて「あ、あああ……ん…あ…」と千鶴の細い喘ぎ声。
総司を包み込むようにねっとりとうごめく千鶴の内部に、総司も危うく達しそうになる。
「っ……イっちゃったの? 動いてないのに?」
涙を浮かべて恥ずかしそうに千鶴はうなずいた。ドクンドクンと総司の熱に千鶴の痙攣が伝わってくる。そのたびに総司の腰にしびれるような快感が広がる。
「……あと……十五分くらいかな」
千鶴が眉を寄せた。目がトロンとしたままだ。「沖田さん……」千鶴の内部がうごめくのを感じて、総司は唇をかんだ。「何? まさか、またイきそう?」
「沖田さんが話しただけで……」そのわずかな振動だけで、千鶴は感じ始めてしまったらしい。
「お願いです、動いてもいいですか?」
訴えるような上目づかいに、総司はぞくぞくした。「ダメ」
「お願いです……ああ……」
千鶴の腰が自然に動いている。総司は好奇心に駆られて今度は止めずにいた。「沖田さん、沖田さん……すごい、…ああ、いっちゃう……ああっ……あっあっ」千鶴の腰は早くなり全身を総司にこすりつけるようにすると、あっという間に達した。
「あ……あ……」
ビクンビクンという痙攣がいつまでたっても収まらない。そのたびに総司の熱をくるむようにねじるように締め上げられて、総司も我慢ができなくなってきた。
「まだあと……五分くらいあるけど……もういいや」
総司は千鶴のヒップをがっしりとつかむと、力強く下から突き上げた。
「あああっ!」
千鶴がのけぞるのを腕で抑え込んで動かないようにし、さらに下から腰を突き上げえぐるように突く。我慢していたものが切れた分、総司も動きには容赦がなかった。
「あっあっ…いくっ! あああああっ」
悲鳴と同時に千鶴が達した。中がドクンドクンと脈打ち、今では総司全体が脈のカタマリのようだ。総司はいったばかりでもうろうとしている千鶴とつながったまま体を入れ替え彼女を下にすると、再び動き出す。
もっと深く。もっと強く。
千鶴の奥の奥まで貪りたい気持ちがつのり、総司は千鶴の片足を持ち上げさらに深く自身をうずめた。
「あっあっ……あ! だめ、だめです……それは……お願い……奥、にあたって……」
「あたるの?」
「あ……あっあああああああっ」
悲鳴と共にのけぞって千鶴はまた達した。
「くっ……これは……気持ちよすぎるな。千鶴ちゃん……ああ、僕ももういってもいい?」
「………」
とろんと快感の波に揺られて返事のない千鶴を抱きしめて、総司は一気に腰の動きを早くした。
「一緒にいけそう?」
抱きしめて耳元で聞く。自分の息があがっているのがわかる。千鶴もマラソンをしたように小さな喘ぎ声と共に荒い息をしている。
「まだ?」
体で会話しているから、言葉は最小限で伝わる。総司の問いに、千鶴は総司の目を見た。それだけで総司は千鶴がもうすぐいきそうなのをさとる。
両足をぐいと折り曲げて、彼女の奥深くに入る体勢にすると、総司は一心不乱に腰を打ち付けた。三十分近く我慢したうっぷんを晴らすように何度も何度も彼女の中で自分をこすりあげる。
「あ……!」
ひきつったような彼女の声と、自分の絶頂の予感がほぼ同時で、総司はそのまま突き進んだ。
「ああっ」「うっっ…は、くっ」
二人は同時に達し、総司はその圧倒的な感覚に身をゆだねる。そして、まだ小さく痙攣している彼女を抱きしめた。
以下続く