【斎藤先生のライバル】
Dr.斎藤シリーズです。
千鶴ちゃんは大学生二年生ぐらい。
 



水曜日の午後。
いつもは『斎藤こどもびょういん』は休診なのだが、今日は保健所から保健師も派遣され産後一か月のメンタルケア教室が行われていた。
医師としては一の父である医院長が対応しているのだが、何分このあまり大きくない病院内に30人もの生後一か月の赤ちゃんとお母さんたちとさらに上の子達もあふれかえるので、お手伝いとして一と千、年配の看護婦、そして臨時バイトとして千鶴も来てくれているのだ。
診察室二部屋とをつかって、医院長と看護婦、保健師がお母さんと赤ちゃんにメンタルヘルスケアの教室をしている間、千鶴と斎藤は上の子たちを病院の待合室で遊ばせていた。

「あっ!ひろくん駄目よ!そこ、ハイハイしてる赤ちゃんが!」
「うわーん!!!」
「千鶴おねーちゃん、おてていたい」
「それぼくんのだぞ!!」
「こら、やめないか。お互いに話し合って……」
「ぼくが最初から遊んでたんだ!」
「ぎゃあああーん!」

まだ預かって30分。これからまだ1時間あまりここで面倒を見なくてはならないのに、すでに斎藤は燃え尽きていた。
言っても聞かない。まるで聞いていない。
そして必要のないことをし問題を起こし、さらに泣いてそれを訴えてくる。泣くくらいならしなければいいのだ。
そもそも待合室の掲示板の裏を何故見る必要がある?壁から持ち上げてみようとなどするから、手を挟んで泣く羽目になるのだ。
なぜ人が使っているミニカーをとりあげる?相手が取り返しに来るのはわかっているにもかかわらず。
そしてあの赤ん坊は、何故ケンカしている男の子たちの間をハイハイで通り抜けようとするのか。

斎藤はすでに灰になりかかけていたが、これではいかんと本腰をいれてこのカオス状態をなんとかする方法を考えた。
千鶴は泣いてる赤ちゃんを抱っこしながら、本を読んでくれと言いに来ている五歳くらいの男の子の頭を撫で、手をはさんだと泣いている子の指の様子を見る、という八面六臂の働きをしている。
斎藤がどれか一つでも千鶴の作業の分担を…と思い、その五歳くらいの男の子に、俺が本を読んでやろうと言ったところ、あっさり拒否された。小さいころから『斎藤こどもびょういん』に通ってきている男の子だ。
「千鶴おねーちゃんがいい」
「だが、彼女は今赤ん坊の面倒をみているだろう?本なら俺が読んでやろう」
斎藤がそう言って手を差し出すと、千鶴が微笑んだ。
「この子とはよくいつもの診療で受付でお話してるんで、大丈夫ですよ。本を読むとみんなも大人しくなるかもしれないですし。」
本当に大丈夫なのかと、かなり忙しそうな千鶴を斎藤は見る。その時、千鶴からは見えない絶妙な角度から、その本を読んで欲しいと言っていた五歳の男の子が斎藤に向かってあっかんべをした。
「……」

……いい度胸だ。
だが、私情を全く抜きにしてみても、あのスペースで五歳向けの本を読んでも赤ん坊の興味は全く引いておらず、混乱を深めているだけのように見える。 

まずは分離だ。

斎藤は大きく息を吸う。
「三歳以上の男子ここに並べ!あと女子も希望者は並べ」
あまりしゃべらなかった男の人が突然立ち上がり腹の底から大きな声を出してそう言ったたため、待合室の喧騒はピタリとやんだ。あちらこちらで騒いでいた子供たちが斎藤を見上げる。
「そこのお前。それからそっちでケンカしてる二人、あと……お前とお前だな。そこで女子とままごとしているお前、お前はそのままでいいんだな?じゃあ並ばなくていい。大人しく遊んでいろ。あとはそっちで戦いごっこしてるおまえとお前、こっちに並べ」
指を差して指定され、男の子たちは急いで斎藤の前に並んだ。
よちよち歩きやはいはいの赤ちゃんたち、それから女の子、そして赤ちゃんを抱っこしている千鶴が、ポカンと斎藤と男の子たちを見ている。
斎藤は千鶴を見ると小さくうなずいた。
「活動量の多い子どもと赤ん坊を混ぜているから混乱するのだと思う。下が柔らかいこのプレイスペースは3歳以下の子供のみにしてそれ以上は立ち入り禁止にする。何かあったらこの……おねえさん、雪村千鶴さんに言う事。それ以外のガ…いや子供は俺が担当する。あのプレイスペースには入るな。ケンカや怪我は俺に言え。いいかわかったな?」
「……」
「返事は」
「はい…」「はーい」「うん」
パラパラと子どもたちの声があがり、斎藤はよし、とうなずくと「解散!」と言った。
しかし子どもたちはキョトンとして並んだままで、斎藤と向かい合って沈黙している。千鶴から「あの…解散の意味が分からないんだと思います…」 と指摘され、「自由に遊んでいい」と言いなおした。

それからは万事うまく行った―――千鶴担当のプレイスペースの方は。
小さい赤ちゃんや大人しくままごと遊びや本を読んでいる子供ばかりで、本を読んでやっている途中に話しかけられたり、小さないざこざの仲裁をしたり…といったことはあるが、泣き出すような子供もなく和やかに時がすぎる。
しかし、斎藤が担当した隔離された三歳以上の男子の方は、混乱の極致だった。

「こら!そこはあぶないぞ!本棚は本を入れるためのもので乗って遊ぶ場所じゃ……おい!テレビの後ろには何もない!入るな!危ない!液晶が倒れるぞ!」
斎藤がかけより、後ろに潜り込んだ男児のせいで前に倒れかかった大型液晶のテレビ画面をすんでのところで支える。そーっと元に戻そうとしている最中に、待合室の反対側で外に出るドアが開く音がする。
「おい!外には出るんじゃない!戻ってこい!」
靴を履こうとしていた3歳と5歳の兄弟の襟首をすんでのところで掴まえて斎藤が待合室に戻ると、残りの二人がおもちゃの取り合いから本気のケンカに発展していた。残りの一人は先ほど斎藤にあっかんべをした五歳の男の子で、行ってはいけないと言い渡していたプレイスペースに行き千鶴の膝に居る赤ん坊をどけて自分が座ろうとしている。
「……」
理性だ。理性を保つのだ。
何物にも乱されない平常心を持ち続けなくては。
斎藤は心の中で十数えてから口を開いた。
「三歳以上の男子!ここに集まれ!」


そうだ、自由時間など与えた俺が愚かだったのだ。
無秩序な集団に一番与えてはいけない物と言えば、『自由』に決まっているではないか。
仕事だ。労働こそが人間に秩序を与えるのだ。
斎藤は自分の思いつきに満足気に頷きながら、秩序を取り戻した待合室を見渡した。プレイスペースでは千鶴を中心に皆でおままごとをしている。そして斎藤担当の男子は、みな床に座り待合室の椅子を机にして何かを書いていた。
千鶴はプレイスペースを抜け出して、急に静かになった男子スペースを覗き込む。
「何を書いているんですか?」
そして一番近くの男の子を見て、千鶴はにっこりと微笑んだ。
「短冊ですね…!」

今週日曜日の七夕に向けて、さいとうこども病院でもクリスマスツリーを置いていた場所に笹の枝を飾っていたのだ。
そこに飾る紙飾りは、千や君菊や千鶴達が休憩時間に作って、何も書いてない短冊もたくさん作って、6月の中旬ごろからペンと一緒に待合室に置いていた。。
診察の後に、子どもたちが短冊を書いて親が笹の葉に楽しそううにつるしていて、今、笹の葉は色とりどりの短冊がぶらさがっている。
斎藤はそれを思い出し、暴れていた男子たちに一人5枚、短冊を書くように言いつけていたのだ。
「いいか、できるだけ丁寧にゆっくり書け。字が書けない者は絵でもかまわん。願い事が五つもない場合は、『おりひめ』と『ひここぼし』だけでもいいぞ」
3,4歳の子供はさすがに字は書けないようで、椅子の上に引いた新聞紙にはみ出す勢いで絵を描いている。しかし楽しいらしく集中しており、待合室にはようやく秩序が戻ってきた。
「ちづるおねえちゃん、『お』ってどう書くの?」
近くにいた男子が振り返り千鶴に聞く。先程千鶴の膝に座ろうとしていたずうずうし…いや甘えん坊の男子だ。斎藤にはあっかんべをしたくせに、千鶴の前では天使の笑顔とはこのことかといわんばかりの、純真な微笑を見せている。
千鶴は男の子の後ろから手を持つと、ゆっくりと書いてやる。
「こうやってね…でここでくるんってして、最後にちょん。ね?」
そう言って千鶴は男の子の顔を覗き込み、にっこりと微笑む。
「……うん」
そう言って俯いた男の子の耳は真っ赤で、嬉しそうなこそばゆそうな表情で。
同じ男として、それを見た斎藤はピンとくるものがあった。
斎藤にも覚えがある物だ。
まあ、千鶴のあの可愛さならたとえ五歳のガキでも恋におちてしまうのはわからんでもない。
例え子どもとはいえ、千鶴の事を好きな他の男に千鶴が優しくしているのを見るのは面白くないと言う気持ちもあるが、そこは大人の男の余裕とでもいうのか、大きな心で見守ってやろうと斎藤は溜息をついて苦笑いをした。

だから先ほどから何かと千鶴の傍に行きたがっていたのか。ここで同じ五歳児レベルになって張り合ってもしょうがない。
斎藤はそこから離れて、他の椅子で短冊を書いている男児たちの様子を見る。
千鶴とその五歳の男の子の会話が聞こえてくる。
「『おりひめ』と『ひこぼし』と……あとは?『おまつりにいけますように』?何のお祭り?あ、もしかして今週末駅前である七夕のお祭りかな?」
千鶴の言葉に斎藤はちらりと千鶴の方を見た。斎藤は千鶴と二人でその祭りに行く約束をしているのだ。
男の子の返答が聞こえる。
「うん。でも行けないんだ。わかってるんだけど行きたかったなーって」
「どうして行けないの?」
「妹がまだちっさいからお母さんがダメって」
そう言った男の子の顔は、ふてくされたように唇をとがらせていた。
あの子が言う『妹』というのは、今日メンタルケア教室に連れてきている生後一か月の赤ちゃんのことだろう。確かに生後一か月の赤ちゃんと5歳の男の子をつれて夜に祭りに連れて行くのは、母親としては難しいかもしれない。斎藤がそう考えていると、その男の子は続けた。
「お母さん、妹のことばっかなんだ」
さらっと言ったその言葉からは、彼が寂しく思っている気持ちが伝わってきた。
千鶴もわかったのか、「そっか、寂しいね」とだけ言って男の子の頭をなでる。
「さ、あと二枚、何を書く?」
気を取り直すように千鶴がそう言った時、プレイスペースの方で赤ちゃんが泣きだした。
「あっと……ごめんね、一人で書ける?」
男の子を気にしつつも泣いている赤ん坊も気になる。千鶴が立ち上がると、男の子は頷いた。そして男の子は、プレイスペースへと向かう千鶴の背中をしばらく見、何も言わずに短冊を書き始める。
斎藤はそれを黙って見ていたのだった。


「よし、つるしたぞ。次は?」
斎藤は、男の子たちが書いた短冊を笹の葉の上の方につるしていた。
一旦集中して字を書いたせいか、はしゃいでいたこどもたちのテンションも落ち着き、自由行動にしてもケンカしたり物を壊したりせず仲良く遊んでいる。
最後は、千鶴の事を(多分)好きな例の5歳の男の子だ。
『おりひめ』と『ひこぼし』と『おまつりにいけますように』とを斎藤がつるし、次をもらおうと手を伸ばしたが、返事はなかった。
斎藤が下を見ると、男の子は笹の葉の裏側、目につきにくい壁との間の枝にこっそりと自分の短冊を結んでいる。
「いいのか?自分でやれるか?」
斎藤が聞くと、男の子は「できる」とそっけなく返答をした。まあそれなら無理に結んでやることも無いかと斎藤がそこを離れると、しばらく一生懸命結んでいた男の子も、結び終えたのか待合室に来て遊び始める。
預かるのはあと10分。もうすぐ終わりだ。

斎藤は伸びをして部屋を見渡す。
ちらかってはいるが、最初の時のようなカオスではないし子供たちも皆楽しそうに遊んでいる。
子供の面倒を見るのは初めてだが、まあ上手くできた方ではないかと斎藤は思った。そしてふと、笹の葉の方を見て気が付く。

……短冊が落ちている

場所からして先ほど、千鶴のことを(多分)好きな男の子が結んでいた短冊だ。
二枚とも落ちてしまっている。
やはり上手く結べなくて落ちてしまったのだろうか。斎藤が笹の葉の近くへと歩み寄ると、その男の子も気づいたのか駆け寄ってきた。それに気づいていなかった斎藤が、男の子よりも一瞬早く落ちていた二枚の短冊を拾う。

「……」

図らずも目に入ってきた一枚目の短冊の内容に、斎藤は無言で男の子の顔を見た。彼の顔は真っ赤だ。
短冊にはみみずのような字でこう書かれていた。

『ちづるおねえちゃんがぼくのおよめさんになりますように』

「これは無理だな」
一瞬の迷いもなく、斎藤は男の子にそう告げた。
「……こどもだからってばかにするな!」
そう言いかえした男の子の目が真剣で、斎藤は少し驚いた。
「いや、お前がこどもだから無理だと言っているのではない。俺自身も年齢が恋愛の障害になるとは……前は思っていたが今は思っていない。彼女は俺のお嫁さんになる予定だから無理だと言ったのだ。」
男の子はポカンと口を開けた。そしてしばらくして首を横に振る。
「ウソだ」
「ウソでははない」
「だって、『わかせんせい』はおじさんじゃないか。千鶴おねえちゃんはおねえちゃんだけど」
ザシュッと斎藤が気にしている部分をまさに正面から斬りつけられて、斎藤はかなりのダメージをくらった。
「……おじさんではない。それは年齢差別というものだ。それをいうならお前だって子供ではないか」
「でもすぐ大きくなるよ!」
「そのころは『千鶴おねえちゃん』もおばさんになってるぞ」
大人げないと言う斎藤の脳内にいる理性の小人の声を無視して、斎藤は大人の頭脳をフルに活用して男の子の反論を封じていく。
「僕は千鶴おねえちゃんがおばさんになってもいいもん!」
「俺もだ。そして『千鶴おねえちゃん』も、俺がおじさんでもいいのだ」
「……じゃあ、聞いてくるよ。本当にわかせんせいと結婚するのか」
そう言ってくるりと踵を返して千鶴の方に走り出そうとした男の子の腕を、斎藤はすんでのところで掴まえた。
「ま、待て。こういうことはまず本人から直接言うもので……」
「僕は言うよ」
きっぱりと男の子から言い返されて、斎藤は口ごもった。
「いや、お前は言ってもほほえましい話で終わるが、大人はそうはいかんのだ。ちゃんと時期と場所を見て言うつもりだから今は聞きに行かなくていい」
「じゃあ短冊の願いごとが叶うか叶わないかなんてわかんないじゃないか」
理路整然と責められて、今度は斎藤がたじたじとなる。
「いや、その、今はまだ結婚の前の段階と言うか……その、恋人同士と言えばわかるか?」
「でーとするってこと?」
五歳男子が意味がわかっているのかわかっていないのかわからないが、会話は成立している。斎藤は大きく頷いた。
「そうだ。その証拠に週末の七夕祭りも、俺と千鶴は一緒に行く。二人きりで」
「……」
五歳児にとっては『でーと』をする仲というのは決定的だったようで、男の子は黙り込んだ。暗い顔でうつむいている彼を見て、斎藤にはようやく理性の小人の声が聞こえてくる。

……言い過ぎたか。しかしヘンな希望をもたせたままでいるよりは……
しかしまだ五歳の子供の好きだ云々に本気に対応することはなかったのでは…
いや、でも彼の目は真剣だった。こちらも真剣に対応するべきだと……

「……すまない」
年の差のせいでうまくいかないというつらさは、斎藤にはよくわかる。馬鹿にしているつもりではないのだ。
「……いいよ」
男の子が律儀にそう返事をした時、ちょうど教室を終えた母親が彼の名を呼んだ。

気が付くともう教室からはぞろぞろと母親と赤ちゃんが出てきており、千達と挨拶をし入口で靴を履いて帰って行っている人たちもいる。その男の子も、くるりと踵を返すと、入口の下駄箱で靴を持って待っている母親のもとへと駆けて行った。




「……おつかれさまでした」
笹の葉の前で短冊を持ったまま立っている斎藤に、後ろから千鶴がそう言った。
「ああ……千鶴か。お前も疲れたろう」
「疲れたけど楽しかったです。赤ちゃん可愛かったし男の子の相手をしている斎藤先生も……」
千鶴の言葉を聞いて斎藤は一瞬ヒヤリとした。まさか先ほどの大人げないやりとりを聞かれて呆れられたのではないか?
「なんだかかわいくて。すごーく新鮮で素敵でした」
ふふっと嬉しそうに笑ってそう言う千鶴を見て、斎藤は聞かれてはいなかったかと安心して肩の力を抜いた。
「そうか?俺は初めての事ばかりで疲れ切ったが……」
「そうですか?慣れた感じで相手してるように見えましたけど。……あ、それ、短冊ですか?落ちちゃったんでしょうか。あの子の短冊ですよね」
斎藤はその言葉にはっとして慌てて右手に持っていた『およめさん』の短冊を丸めると、ジーンズの後ろポケットへとつっこむ。同時に千鶴は覗き込み、左手のもう一枚の方の短冊を読んだ。
「あら、これはすぐに叶いそうですよね」
「え?」
まさかもう一枚も『およめさん』関係だろうか。それを『叶いそう』とはどういうことか、いや俺と千鶴は10歳差で、彼女とあの男の子は15歳差だ。10歳差も15歳差も見る人が見れば五十歩百歩かもしれんがしかし…!
様々なことが斎藤の頭を駆け巡り、斎藤は慌てて左手の短冊を見てみると。

『りっぱなおにいちゃんになれますように』

千鶴が斎藤の手を覗き込みながら優しく笑った。
「妹が産まれて寂しそうでしたけど、この分ならきっと大丈夫ですね」
斎藤はほっと息をつくと、同じく微笑んだ。
「……そうだな。笹の葉にちゃんと結んでおかなくては」
そうして、斎藤はその短冊を笹の葉に結んだ。
一番天の川に近い、一番てっぺんの辺りの笹の葉に。

もちろん、斎藤のジーンズの後ろポケットに突っ込まれたままの『およめさん』の短冊は、笹の葉に結ばれることはなかった。
それはその後斎藤により誤ってジーンズと一緒に洗濯されてしまい、粉々になったのだった。







【終】

斎藤さんとこどもってなんか好きです
 


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